葛根(カッコン)

マメ科

使用部位

クズの根の皮を取り除いて乾燥させたもの。

特徴

マメ科のツル性の植物で、夏の終わりから秋に藤のような紫紅色の花をつけます。

作用

発汗作用があり、首や肩のこり、またはそれをともなう風邪に効果的。このほか、炎症性の下痢を止める作用もあります。

メモ

クズの根のでんぷんは、葛湯(くずゆ)や葛きりなどの材料としておなじみ。葛湯は、日本でも昔から風邪の民間薬として使われてきました。また、葛のツルからは葛布(かっぷ)という繊維がつくられます。