天麻(テンマ)

ラン科

使用部位

オニノヤガラの塊茎(かいけい)を蒸し、乾燥させたもの。

特徴

高さ1メートルになるラン科の多年草。ナラタケの菌と共生する腐生(ふせい)ランで、初夏に、茎の上部に黄褐色の花を穂状にたくさんつけます。

作用

めまいなどの症状をしずめ、小児のひきつけやけいれんを改善する働きがあります。

メモ

まっすぐに伸びた茎の上部に花が咲いたようすが、鬼の使う矢のようにに見えるので、オニノヤガラ(鬼の矢幹)と名付けらたそうです。古名は、鬼ではなく「神の使う矢」の意味から、カミノヤガラともいいます。