麻黄(マオウ)

マオウ科

使用部位

マオウの地上茎を乾燥したもの。

特徴

マオウ科の小低木。葉が退化して、20センチくらいの茎だけが伸びます。トクサに似た節や稜線があります。

作用

発汗、解熱、せきを鎮める作用、関節の痛みをとる作用や利尿作用があります。発熱、頭痛、せき、喘息、むくみの改善に用いられます。

メモ

食べると舌の先が麻痺して黄緑色になるところから、麻黄の名前がついたと言われます。満州北部では、マオウは「馬不食草」と呼ばれています。放牧された家畜は、舌がしびれることを知って、決してマオウを口にしなかったようです。