伊勢慶友病院 玉田 耕一先生、服部 孝雄先生

漢方医

伊勢慶友病院

玉田 耕一(たまだ こういち)先生

  • ※全ての情報は掲載時のものです。
    現在の状況とは異なる場合があります。

伊勢慶友病院

服部 孝雄(はっとり たかお)先生

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基本的に、当院は療養型の病院になります。ご高齢の方を主に診ておりまして、長期での療養を担う医療機関として機能しています。

私は、もともと小児科なのですが、内科も診ております。西洋医学と東洋医学の見地から、広い視野を持って治療にあたっています。

長い間放射線科医として放射線治療、画像診断を行っていました。現在は総合診療科で鍼灸や漢方を中心に、外来、入院診療を行なっています。

私は感染症の専門医でもあり、指導医でもありますが…基本的にインフルエンザというのは、ウィルスが増える初期から熱が出るんですね。検査でウィルスが陰性の時点でも、38度以上の熱が出るというのが特徴なのです。それは、ウィルスが増える初期の段階で、外から入ってきたウィルスに対して体を防衛しようとする機序が働くために起こります。体内へ入ってきたウィルスに対して反応する白血球・リンパ球、これらを免疫担当細胞といいますが、体内へのウィルスの侵入により、これらの細胞が動員され、活性化することによって、症状として発熱するのです。このように、ウィルスが増える初期の段階で発熱を伴うのが、インフルエンザの特徴なのです…この段階で漢方を使うことは、とても有効です。

そうですね…これといっては、ないのですが…朝夕に1時間くらいですが、犬の散歩をしています。冬は寒くて辛いときもありますが、朝日が昇ってくるのは、とても気持ちがいいですよ!適度な運動にもなりますし、ワンちゃんに助けられているかもしれませんね!

日ごろから漢方を飲んでいまして…体調管理に漢方のお世話になっております。

そうかもしれませんね~!…できるだけエレベーターは使わないようにしています。漢方は、自分で効果を知る意味でも、興味深く飲んでいます。

そうですよね…特に漢方は、使用してみて自分で実感したことって、とても大事だと思います。それを患者さんにお話すると、とても関心をもっていただけます。漢方は効果が出るのに時間がかかる…といった誤解をされている方もおられますが、それは、その効果に気がつかない、といった場合が多いですね。ですから、自分自身が体感したことをお話するのは、とても大切なことだと思います。私は患者さんに、積極的にお話するようにしています。

アトピーや膠原病の患者さんで、エキス剤ではなかなか改善されなくて、煎じ薬を使っていたときのことです…患者さんにとって、煎じ薬は、とても飲みにくいイメージがあったと思うのですが……飲んだときに、美味しく感じる、と話されたことがあります。お薬がその患者さんに合っていれば、そのように感じるものなのです。

私の個人的な印象としては…風潮として野菜を必要以上に重要視しているのが、少し気にかかります…といいますのは、どういうときに、どういう理由で、どういう人達にとって、それを摂るのがよいのか…といったことが、抜け落ちているように感じます。例えば、寒い冬に野菜サラダばかり食べますと、体が冷えてしまって、けっしてよいとはいえません。季節によっては、体を温める食事に気を配る必要があります。お肉も、偏った食べ方をしないかぎり必要な栄養素なのです。ですから、野菜を多めに摂るにしても、なぜそれが必要か?を考えることが重要だと思うのです。やみくもに菜食にすればよい、といったことではない…と思います。

他の物事にしても、なぜ?と理由を考える部分が抜け落ちていることが、世の中には多く見受けられます。そこがいいかげんな場合には、何事も信用できない…と考えてよいのではないでしょうか。

基本的には、季節のものや土地のものを摂っていればよいように思います。昔は流通が発達していませんでしたから、現代のように冬にスイカを食べる…というような、季節はずれのものを食べるといったことはなかったのです。季節に応じて、その風土にあったものを摂ればよいように思うのです。

それから、朝はしっかりと食べるとよいと思います。朝と昼は、活動しているので、ある程度の量を食べてもよいのですが、夜は活動する量も減りますから、軽めにする…これは、患者さんにもよくお話しております。
現代は、どちらかというと、朝食を軽めにしている感じがしますが、それはお勧めできませんね。ましてや朝食抜きは、よくありません。

私は、先ほどもお話しましたように、小児科の専門医として経験を積んできましたが、それだけでは、まだまだ不十分といったこともあり、東洋医学と心理カウンセリングを学んできました。西洋医学的な見方と、東洋医学的な見方、それから心理学的な見方と…この3つを統合する考えに基づいて治療を行ないたいと思っています。精神障害の治療においても、漢方はとても有効です。漢方を理解して飲んで頂くことに腐心してはおりますが、飲み始めますと体調がよくなることが多いですね…西洋医学的な治療と東洋医学的な治療を採り入れて、あらゆる方法論を考えて治療できればと思っております。東洋医学では、患者さんを直接診ることが重要なのですが…舌を診たり、体に触ったりすることによって、隠れている思いもよらない重大な病気を見つけることもあります…患者さんが、今どう思っているのか、という気持も大切にして、コミュニケーションを重視した診療ができればと、いつも考えています…自分が学んできたことを、少しでも多くの患者さんへ還元できればと思っていますし、また、それが自分自身のためでもありますので、これからも益々研鑽を積んでいきたいと考えております…服部先生がご専門の鍼灸にも、大変関心があります。

西洋医学としての画像診断の進歩は、目覚ましいものがあります。それを採り入れつつ、東洋医学との融合といった治療ができればと…西洋医学では解決しきれない部分を補う意味でも、東洋医学はとても重要だと思います。西洋医学と東洋医学を採り入れて治療することにより、少しでも地域に貢献していきたいですね!どちらか一方では、どうしても偏った治療になってしまいますので、両方のよいところを採り入れて、幅の広い治療ができればと考えております。

先生の略歴ご紹介

伊勢慶友病院(現 伊勢ひかり病院
玉田 耕一(たまだ こういち)先生
1950年10月24日生まれ

1975年3月 慶應義塾大学医学部卒業
1979年5月~1981年8月 慶應義塾大学病院(小児科・助手)
1981年9月~1986年7月 慶應義塾大学伊勢慶応病院(小児科・部長)
1986年8月~1989年7月 北里研究所病院(小児科・医長)
1998年10月~2004年3月 都立大久保病院(東洋医学科・医長)
2004年4月~現在 伊勢慶友病院(小児科・部長、一般内科、心療内科、東洋医学科・科長)

日本小児科学会・専門医
日本感染症学会・専門医・指導医・ICD
日本東洋医学学会・専門医・指導医
東京カウンセリング協議会・準カウンセラー

1984年4月 医学博士(慶應義塾大学・医学大学院)

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伊勢慶友病院(現 伊勢ひかり病院
服部 孝雄(はっとり たかお)先生
1952年11月27日生まれ

1978年3月 三重大学医学部卒業
1978年5月~1979年12月 岐阜大学医学部付属病院(耳鼻咽喉科・医員)
1980年1月~1988年12月 三重大学医学部付属病院(放射線科・助手)
1989年1月~2009年3月 山田赤十字病院(放射線科・部長)
2009年4月~現在 伊勢慶友病院(東洋医学科・医長)

日本医学放射線学会専門医
日本放射線腫瘍学会認定医
日本核医学会専門医
日本東洋医学会専門医

1988年12月 医学博士(三重大学医学部・医学大学院)

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