やまだ診療所 山田正治先生

漢方医

やまだ診療所

山田正治(やまだ まさはる)先生

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    現在の状況とは異なる場合があります。

勤務医時代から親しくしていた介護の方面で活躍している方がいるのですが、介護は開業医の先生との連携が大切だから、もし開業するならこの沿線を選んで欲しいと随分前から言われていました。地域的にドクターの数が少ない、という話も聞いていたので、貢献できればという気持ちもありました。
この場所を見る前から、診療所のロゴは、「木に鳥がさえずる」というイラストにしようと考えていたので、目の前に萱島神社のご神木がそびえるこの場所を見た時は、未来を予知していたかのように感じて、びっくりしました!

 

内科と整形・リハビリと漢方がメインなので、開院する前は高齢者の患者さんが多いかなと想像していたのですが、若い方も多くて年齢層は幅広いですね。疾患としては、一般的な内科の病気や胃腸症状、膝や腰の痛み以外にも、眠れない、身体がだるいといった不定愁訴的な症状の方もいらっしゃいます。患者さんが女性中心なこともあって更年期障害のような症状の方も目立つのですが、症状を訴えても診断がつかなかったり、西洋薬を飲んでも改善しなかったりした方がお困りになって行き先を探して…といいますか、それで漢方を試してみようと思ってきてくださるのかなと思います。漢方診療に興味を持ってきてくださる方も予想以上に多くて、漢方中心の診療所のような処方の出し方になっています。

「診断をきっちりする」ということですね!検査もせずに症状への対症療法で処方してしまうと、症状は治まったけれども、根本的な原因や隠れている病気を見逃してしまう可能性があります。最初に見逃してしまうと後で拾い上げるチャンスを失うことにもなりかねないので、初診の際に、患者さんからしっかりとお話を聞いて、気にされている病気や疑われる病気について、採血や尿検査をはじめ、レントゲンや心電図、エコーなど検査機器も使って、除外診断も含めきちんと検査をしています。その上で、症状に応じた漢方の処方を行なうようにしています。

薬をあまり飲みたくないという患者さんでも「漢方だったら飲んでみたい」という方が多く、治療に入りやすい、飲んでもらいやすいということがあります。患者さんが抱く漢方のイメージとして、薬は薬でも「西洋薬」と「食事・サプリンメント」との間にポジショニングしている感じがします。身体に痛みがあって、消炎鎮痛剤などの西洋薬をずっと飲み続けている方が、もうこれ以上西洋薬を飲みたくない、漢方で治療してみたい、ということで来院されるケースもあります。

医師側からしても、漢方という手段を持っていると、困っている患者さんに対して手を差し伸べやすいという利点があります。西洋薬は既にある程度ガイドラインも決まっていますし、診断がつかない場合やなかなか症状が治まらない場合の処方に限界があります。漢方の場合は、その漢方自体患者さんにとって処方されたことがない場合もありますし、そのときの体質や症状に応じて複数の処方を組み合わせたり、足してみたり変えてみたりしながら、積極的な治療をすることが出来ます。

外科医として民間病院に勤務していたときに、褥瘡対策委員会という、褥瘡の治療や予防を行なうチームの委員長をしたことがあったのですが、外科だとどうしても西洋医療の合理的なやり方に偏ってしまい、それだけでは難しいと感じる場面がありました。やれることは全て試してみようと思って色々調べていた中で、漢方の身体を温める効果や、体力や気力を補う「補剤」という考え方、いわゆる計算ではいかない情緒的な効能効果など、これまで勉強してきたものとは異なる概念に触れて使い始めてみたのですが、そこで漢方の効果を感じたことがきっかけです。
それ以来、漢方の勉強は続けていたものの、外科医だったので西洋薬や西洋医学の方が身近にあったのと、外科医という切り口で漢方を処方していたので、取り扱う処方の種類が限られるという弊害がありました。漢方を集中して勉強したいという気持ちがある中で、幸運にも漢方の師匠である大阪医科大学病院の後山先生をご紹介いただき、漢方専門医を取得することが出来ました。

入院中だった高齢で小柄な透析患者さんが、肩の痛みがひどいということで、「桂枝加苓朮附湯(ケイシカリョウジュツブトウ)」を処方したところ、痛みが減ったと喜んでいらっしゃいました。まだ少し痛みが残るということだったので、「ブシ末(ブシマツ)」という生薬を少しずつ足したところ、どんどん痛みが軽減していって、腕も上まで上がるようになったということがありました。透析患者さんなので、西洋薬の強めの鎮痛剤を飲み続けることは体に負担がかかるので、その点でも良かったと思っています。その後、無事退院なさったのですが、しばらくしてその患者さんが肩の激痛をうったえて救急車で運ばれてきまして…検査をしても異常はなかったのですが、紹介状の処方をみると、「ブシ末」が抜けていたので、もしやと思って処方に再び足してみたところ、肩の痛みがひいていった、というのが自分の中で劇的な経験でした。

処方に足して改善していった過程も、処方から抜けてしまっていたことによって救急車で運ばれるほど痛みが強くなってしまった様子もどちらもみていて、「ブシ末」の違いだけでここまで変わるなんて、改めて漢方のパワーを感じました。肩の痛みがひいた時の患者さんのニコニコ顔が印象的でした。漢方のパワーといえば、漢方は即効性がなく、西洋薬と比べて長く飲み続けるイメージがどうしてもあるのかなと思うのですが、入院患者さんで、喉が痛いと仰る方に「麻黄湯(マオウトウ)」を処方すると、驚く程早く症状が改善した事例がありました。西洋薬と同等、もしくはそれ以上の即効性を感じる場合があり、漢方への印象が変わりました。

健康法は、「やまだ診療所」の3本柱の1つでもある「快眠・快食・快便」です!
野菜を意識してとったり、サプリメントなども良いと思ったものは積極的にとりいれたりしています。栄養素でいうと、ビタミンとたんぱく質ですね。調理の時間や手間はあまりかからないのに、たくさんの食材を一度にとれるお鍋が好きです。
ストレス解消法は…何でしょう、お腹いっぱい食べて寝ることと……

あっ!ストレス解消法は、笑うことですかね!昔からお笑いをみるのも、周りに笑いを提供するのも好きで、「笑いは健康を作る」と思っています。例えば、辛いことや何かトラブルが起きたときは、ネタをみつけた!と捉えるといいますか、ただ辛い、大変だ、ということで終わってしまったら勿体ないので、そのことを面白く人に話せる形にして、笑い飛ばすようにしています!それを人に話したりラジオで話したりして、面白いエピソードとして共有することで、ストレスもだいぶ解消されている気がします。

ゆめのたね放送局 関西チャンネルというインターネットラジオで、「細胞から輝け!!」という水曜日の朝番組のMCを務めています。漢方について話すことも多いですね。

「総合診療」を心がけ、「あなたの専門医」として患者さんと向き合っていきたいと考えています。以前、救急科で勤務していた時に、あきらかに重篤な症状があるのにすぐに診断がつかなくて、各診療科の専門医でどの科で治療するのかずっと議論している場面を目にする機会があって、もしかすると患者さんは日常的にこういうことで困っているのではないか、と感じました。たくさんの症状や病気に悩まされている患者さんは、その症状や病気毎にそれぞれの病院や専門医にかかることになって、薬だけが増えてどんな治療をしたら良いのか迷子になってしまうことも多いのではないかと思います。場合によっては専門性の高いところに紹介もしますが、出来る限りなんでも診たいといいますか、困っている患者さんの症状や病気を丸ごと診たい、という気持ちがあります。そのためには、症状に応じて無限の組み合わせで調整しながら処方出来る漢方は大きな強みになります。漢方の効能効果には、婦人科や泌尿器科、整形外科の領域や、目のかすみ、などといった眼科領域まで含まれていますし、困っている患者さんに対してまだまだ手を伸ばせることがあると自負しています。特に薬の処方の部分で、1人の医師の頭の中で1人の患者さんに対して、この病気にはこの薬、この症状にはこの薬、というのを把握出来ると、優先順位を決めたり増減などの調整をきかせたりすることも出来ますし、この薬を大切にするために一旦この薬は止めてみましょう、という全体的な効果を考えた判断も出来ます。実際に開業してみて、ここでひとまとめにして先生から診て貰いたいという嬉しい声もちらほらいただいておりますので、これからも「あなたの専門医」を目指して幅広く取りこぼし無く診療していきたいです。

先生の略歴ご紹介

やまだ診療所
山田正治(やまだ まさはる)先生

資格:
・漢方専門医
・外科専門医
・認定産業医 など

その他:
・米国医師資格試験(USMLE)合格
・IMA 国際メディカルアロマアドバイザー
・IMA 国際ウェルネスコンサルタント など

所属学会:
・日本東洋医学会
・日本外科学会
・日本抗加齢医学会
・日本緩和医療学会 など

学歴:
大阪教育大学附属池田中学校
灘高校
大阪大学医学部

経歴:
(公的病院)
大阪大学医学部附属病院
市立豊中病院
箕面市立病院
大阪みなと中央病院(旧:大阪船員保険病院)
町立内海病院(香川県小豆島) など

(民間病院)
医誠会病院
摂津医誠会病院
恵生会病院
加納総合病院
田仲北野田病院 など

 

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