遠志(オンジ)

ヒメハギ科

使用部位

イトヒメハギの根を乾燥させたもの。

特徴

草丈25~40cmの多年生草本。春から初夏に、薄紫色の花をつけます。開花期に採取した根を、生薬として使用します。

作用

気を鎮静させる作用があります。神経不安や病後の不眠・動悸、せきやたんなどの症状改善に使われます。

メモ

生薬として使うのは、根の中心にある木部を抜き取った根皮です。真ん中に穴が通ったようになっているところから、遠志通(おんじつう)ともいわれます。