桂皮(ケイヒ)

クスノキ科

使用部位

ケイの樹皮を乾燥させたもの。

特徴

熱帯アジアに生息するクスノキ科の常緑高木。全体に芳香があり、葉は卵形で、縦方向に3本の葉脈が走っています。樹液が多く、樹皮をはがしやすい雨期に収穫します。

作用

健胃、発汗、解熱などの作用があり、食欲不振や消化不良、感冒、頭痛、発熱などに用いられます。

メモ

桂皮には、独特の香りがあります。京都銘菓の八つ橋やインドティのチャイ、カレースパイスに使われる、肉桂やシナモンのことだと言ったら、思い出す方も多いでしょう。奈良時代には日本に伝来していたようで、奈良県にある正倉院には今も保存されています。