柴胡(サイコ)

セリ科

使用部位

ミシマサイコの根茎を乾燥させたもの。

特徴

セリ科の多年草。秋に、茎のてっぺんに、小さな黄色の花をつけますが、その前に花が咲かないように切り、根を肥大させます。根は、黄褐色をしています。

作用

解熱、鎮痛、解毒作用があり、風邪や発熱、頭痛、肝臓疾患などに用いられます。

メモ

ミシマサイコの名は、静岡県三島地方でさかんに栽培されてきたことに由来しています。かつては本州から九州にかけて、山地の草原に生息していましたが、最近では絶滅危惧種に入る程少なくなったため、東海地方の市民の間では観賞用にミシマサイコを庭に植える運動が広まっています。