眠れなくて疲れが抜けず、本当につらいです…

不眠、不安…「心の病」を和らげる漢方療法

“五月病”という言葉をよく耳にしますが、これは環境に馴染めない、人間関係がうまくいかないなど、新入生や新入社員にしばしば現れる神経症的な症状です。漢方処方で「心の病」を乗り切りましょう。

Q眠れないのは疲れが抜けず、本当につらいです

眠れないのは本当に辛くて、疲れがなかなか抜けません。何か眠れるお薬はありますか?

Aぐっすり眠って、不眠と不安を解消!

漢方では、五月病は「心の病」と捉えています。心とは心臓だけでなく、意識や精神活動など大脳系の働きも含まれる概念です。不眠と心の働きとは密接に関係しており、何かの原因で心に栄養が行かなくなると、不眠症や不安感などの症状が起こります。疲れやすく眠りが浅い方には前出の 加味帰脾湯(かみきひとう) 、ストレスを感じやすく寝つきが悪い方の不眠、不安には 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) が適しています。

漢方メモ

デリケートな病気に適した漢方

快食、快眠、快便という言葉があるように、夜ぐっすり眠れることは健康の基本です。しかし、寝つきが悪く眠れない、途中で何度も目が覚める、早く目が覚めてその後眠れなくなる、といった不眠症に悩まされる人が最近は増えているといわれています。こうした不眠を起こす原因には、外部環境の変化や睡眠時の状況、病気などの身体的原因、薬物による原因や中毒、年齢的な原因などがあげられます。

不眠の原因がはっきりしている時は、それに応じた対策がとられますが、大部分の不眠症は不安感や神経症などに起因するもので、治療は意外に厄介です。こうした「心」の領域に適しているのが漢方薬です。 不眠の漢方治療の特長はぐっすり眠れること。そして最終的には、薬に頼らなくても眠れることを目指します。
漢方薬で疲れやストレスによる不眠、不安を解消し、心身ともに健康で快適な生活を送りましょう。